恋愛には”与える恋愛”と”求める恋愛”があって、モテるためには与えることが必要だって聞くけど、なんだか漠然としててイメージが湧かないんだ…
どういうことなんだろ??
与えるものってたくさんあるし、与え方もしかりだからね。
だから、”与える”って聞いてもみんな『???』になっちゃうんだよね。
人間関係ってギブ・アンド・テイクが基本だし、たくさんギブできる人は求められるじゃない?
だから僕もそんな人になりたいんだけど…
ただそれって言葉にするのが難しいから、今回はそんな人の特徴とともに、実際に私が与える側になってみて感じたことを話すから、それでイメージを持ってもらえれば良いと思うよ。
恋愛で与えるってどんな行動?
与えるといっても金品じゃなく○○!
さて、この”与える”って言葉。
本当に意味が漠然としていますよね。。
人間、欲しいと思っているモノをサッと差し出してくれたらその人に好意を持ちます。
子供の頃なんかは、お小遣いをたくさんくれる大人を『いい人だ!』なんて思ったのではないでしょうか?
要はそれと同じことなので難しく考える必要もないんですが、こと恋愛においてはソコを履き違えている人が多いんです。
具体的には、女性に対して、
- 豪華な食事をごちそうする
- 高級アクセサリーをプレゼントする
など、何かしら金品を与えることを想像しがちなんです。
実際、恋活中に知り合ったある男は何十人斬りしていると言ってて、どういう流れでそうなれたのかと訊くと、
とか言ってました。
確かに、オカネに困ってる女性だったら、
じゃあ、代わりにヤらせてあげるか。
という気持ちになるんでしょうけど、ハッキリ言ってそんなのは風俗や援交と変わりません。
まぁ、その人は結婚願望もなかったし、その場限りの関係でも満足できる人だったからそれで良かったんだと思いますが。
しかし、一定数の人は結婚願望があるから、そんな一瞬の関係では終われない。
となると、もっと大きなモノを与えていく必要があるんです!
はい!
それは、潜在的に女性が欲していることです。
・・・
それも漠然としていますね(汗
どうしても言葉では言い表せないうえに女性によって欲しいものも違うので、一言でコレだ!とは言えません。
しかし、金品でないことは確かですし、それ以外のもので少し具体的にするなら、
など、数え上げたらキリがないくらいあります。
そういうモノを与えていくことで、あなたが女性から求められる人になるのです。
”与える人”はこんな人!
誰かから”与えられている”という感覚。
それは異性相手に限らず、同性から感じることもあります。
ここで、あなたが一番好きな同性の友達を思い浮かべてみてください。
あなたはなぜその人のことが好きなのか、考えてみたことはあるでしょうか?
間違いなく、あなたがその人から何かを受け取っていて、それがあなたにとって大きなプラスとなっているからです。
中には、『コイツはよく食事をおごってくれるから』ってのもあると思いますが、そんなのはただの金蔓(かねづる)です(爆
私の場合は20年来の親友がいて、彼からは
- 趣味が合うのでつるんでいて楽しい
- 無言が続いても気まずい空気にならない
- しばらく連絡しない期間が続いても接点が切れないから、都合の良いときにつるめる
を受け取っています。
そこに金品はありません。
互いにおごったりおごられたりすることも、滅多にありません。
今まで無意識でしたが、なんで彼とここまで長く続けられているのか、よく考えてみたらこういう答えが出てきたのです。
私の場合はこんな具合ですが、あなたが好いている友人さんは、そんな風にあなたに与えている人なのです。
そして、与えているモノが大きいほど評判がよく、周りにいつも人がいるし女性にも困っていないというわけです。
恋愛ではどんなことを与えていくのか?
先ほどは途中でぶった切ったみたいになりましたが、恋愛においても同じように金品以外のものを女性に与えていきます。
しかし、何を与えたら良いのかは女性一人ひとり違っていて、同じものを与えてもある女性にはプラスになるけど別の女性にはアダになる…なんてことが往々にしてあります。
それが多くの男性を悩ませているタネにもなっていて、
というセリフが出てくる要因でもあるのです。
しかしその傍ら、【ある女性にはハマるけど、別の女性にはアダになる】というリスクが一切ないものもあって、それが、
です。
では、ひとつずつ説明していきましょう!
最低限の気配り
これは誰もがやっていることなのであまりポイントにはなりませんし、逆にこれが出来ていないとマイナスになることでもあります。
といった感じですね。
そして、私と同じASD(自閉症スペクトラム障がい)持ちの人は他人に関心を向けることが難しく、そのため最低限の気配りさえ抜けることが多い。。
その通りです。。
今まであまり人と接することが無かったゆえにできていない…であれば、人と接する回数を増やすことで自然に鍛えられていきますが、私のように元々の特性上できない場合は厄介です。
はい!
幸いなことに、こういう気配りの行動はだいたい決まっているので、それをマニュアル化してしまうのです。
私と同じような特性を持った人は、マニュアルをなぞることなら得意だという人が多いと思います。
具体的には、
が一番に思い浮かびましたが、これら以外にもまだあります。
なので、普段生活していて、
と気付いたことや、他の人の行動を見て、
と気付かされたことは控えておき、それをストックしておくことであなただけの”気配りマニュアル”にしてしまうのです。
ただ、ここで注意しなきゃいけないのが、【気配り=レディファーストではない】ということです。
人としての気配りは相手によってアダになるリスクはないですが、レディファーストには少々のリスクがあります。
あくまで、人として最低限の気配りをしましょうということなので、そこは履き違えないようにしましょう。
女性が素で居られること
唐突ですが、自宅や実家があなたにとって安心する場所になる理由、お分かりでしょうか?
ありのままの自分で居られるから
ですよね。
私たちは子供から大人へ成長する過程で、
- 思ったことを正直に言いすぎてはダメ
- 出来るだけ相手に譲って自分はガマン
などを学んでいき、そういうのが積み重なって本能的な行動や言動にブレーキをかけながら日々生きています。
そして、それは私たちにとってストレスになるので、家に帰ってきたら『やれやれ』と大きなため息が出てきます。
心の底からその言葉を吐き出せる相手が、素の自分で居られる相手なのです。
あなたが女性にとってそんな相手だとしたら…
もはや、あなたは特別な存在だから、男性として好意を持たれる確率も格段に高くなります。
はい。
”特別な存在”にまでなるためには高度なことをやっていかなきゃいけないんですが、ある程度相手に心を開いてもらいやすいコミュニケーションのやり方があります。
それが、
です。
人間、正体がよく分からない相手に警戒するのは当たり前ですから、あなたがどういう人間なのかを相手に教えるのです。
そして、そのために初めのうちは【聞き上手】を意識しすぎず、自分のことを多めに話します。
それから、相手の話を否定することもそう。
信頼関係ができていない相手に否定されるのは気分がよろしくないですから、例え自分の意見と真逆であっても、
と流しておけばいいのです。
今までそれらをやってこれなかった人にとっては、今まで以上に相手との距離が縮まった実感があるはずです。
与える側ってこんな感覚!けっこう○○!
先ほどまで与える行動を説明してきましたが、私は昔、完璧に”もらう側”の人間でした。
そのくせ、自分からは積極的に与えようとしなかったので、当然ながら彼女はできず友達も短い付き合いで終わることばかり。
私は自分の得意をひけらかして、周りから称賛されることが大好物。
さすがに直接『スゴいだろ!』的なことは言いませんが、おそらく無意識な態度で周りに『褒めて!』と訴えかけていたんだと思います。
だけど、自分以外の誰かが手柄を立てたりすると途端に面白くなくなってあからさまにテンションダウン。
もちろん、その相手を称えることは一切しませんでした。
そんな私も、ギブ・アンド・テイクが人間関係の基礎だと知り、金品じゃない深い部分で与えていかないと恋愛は成就しないことを学びました。
それから上手くいき始め、やがて本当に理想と思える相手と結婚し今に至るわけですが、相手に与えることは非常に疲れる行為だと痛感しました。
一番分かりやすいのが、出会い系サイトで知り合った女性(メイ:仮名)との出来事。
メイは5歳年下で、見た目はタイプではなかったのですが、とりあえず中身はどうか分からないので他の女性にもコンタクトを取りつつ彼女との接点は切らずにキープしていました。
デートやメールで対女性用のコミュニケーションを駆使してジワジワと好意を積み重ね、男として見られてきている実感がありました。
そして、メイが何を欲しがっているのかを探る段階で、彼女の生い立ちや特徴からして、相手の男性には包容力を求めていると予想。
見事にそれは的中し、彼女に対して包容力を魅せるような行動を取るごとに好かれていくのを感じ取りました。
※紹介した記事にも、メイの話を取り上げています。
ただ、私のプロファイリングが間違ってなかったのは良かったのですが、リンク先で説明したように、包容力とは相手の行いを寛大に受け止めることなんです。
それに対して私は性格的にせっかち/短気/こだわり派。。
だけど、包容力を与えないとその子からは好かれないので、グッとこらえながら与え続けていました。
やがて、それで好きになってくれたのは確実だったんですが、彼女は自分から告白するのが苦手で、「自分の気持ち>相手の気持ち」になるのがイヤなタイプでもあったんです。
対して私も同じで、追いかけるより追いかけさせたい性分。
だから、彼女のそういう特性を知ったとき、
と感じたわけてす。
会っているときも、メールしているときも、駆け引きしているのが丸分かりで、何とかして私に告白させようとしてくる。
でも、私は苦手とする包容力を与え続けていて、さらに追いかけないといけないとなると、かなり辛かった…。
経験値を上げるためとはいえ、自分の特性と反することを重ねてやらないといけなかったのには耐えられなかったので、彼女とは関係を持つ前に私がギブアップしてしまったのです。
こんな風に、誰かに与える行為は幾分か自己犠牲を払わされることにもなり、辛さが伴います。
そうですね。
与える=辛いこと
という図式は確かです。
それはそうなんですが、この記事の先のほうで女性によって与えるものが違うとも言いました。
それは男性たちを悩ませるものである一方、理想の相手を見つけやすい意味も含んでいます。
つまり、女性によってヒットするものが違うゆえに、合わない女性が居る一方であなたに合う女性も居るということ。
はい。
ズバリ!
【与えることが苦痛にならない相手が、自分に合う相手】
です。
すなわち、女性が求めているものがあなたにとって得意とすること。
そういう相手があなたにとっての理想となるワケです。
究極は、あなたが無自覚で与えられていることが女性にヒットしていること。
さすがにそれは理想中の理想ですが、その領域に近くなればなるほど苦痛なく欲しいものを与えられます。
それこそ、本当の幸せだと思いませんか?
馬男のここだけ押さえて
恋愛、その他人間関係に悩む人が一度は見聞きしたことのある”与える”という言葉。
意味が非常に漠然としていて、行動そのものもしかり。
今回の記事でもエピソードを交えながら色々話しましたが、一度にマスターするのも難しいのでこれだけ押さえておきましょう。
- 与えるべきものは金品ではなく目に見えない深いもの。
例)
いつも心の支えになってくれること
危険から守ってくれること
いい気分にさせてくれること - 与えてアダになるリスクを含んだこともあるので、仲良くなる段階では、
・人として最低限の気配り
・素の自分で居られること
を与えよ! - 基本的に【与える=疲れること】だけど、あなたが得意なことを与えて女性にヒットすれば最高!無自覚で与えられているなら、究極の理想である。
さて、与えることのイメージは掴んで頂けたでしょうか?
そして、あなたが女性に与えられることは何ですか?