友達が最近失恋したんだけど、ひどいフラレ方だったそうなんだ。
それで、話を聞いた自分まで腹が立ってきたほどなんだよ。
それでその友達は引き止めたらしいんだけど何を言ってもダメで、結局彼女に言われるまま別れることになったんだ。
ひどいでしょ?
ただ、それって女性に多い性質で【蛙化現象(かえるかげんしょう)】って呼ばれているんだよ。
ついこの間まで男性に対して超好きな気持ちがあったのに、それがまるでウソだったかのように突然気持ちが冷めてしまう。
だけど、男性が蛙化現象になるなんてことはまれだから女性にそういう性質があるなんて知らず、振り回されてしまうんだよ。。
だけど、男性にとっちゃ大迷惑な話だよね。
それに、女性の蛙化現象に泣かされた男性は非常に多いようだし、実は私も初めての恋愛が君の友達みたいな感じだったから、気持ちはよく分かるんだよ。
当時の私はおかしくなりそうなほど辛かったし怒り狂ってたから、きっとお友達もそうだと思う。
その時、私がどうやって気持ちと向き合ったか、せっかくだからその話をしよう。
女性の蛙化現象に泣かされたあの頃
蛙化現象の起こりやすい女性、奇しくも私は人生初の恋愛でそんな人と出会ってしまいました。
名前はアサリ(仮名)。3歳年下で当時は高校生。
初めてにしては良い物件だったと思います。
アサリとの詳しい話はこっちでも書いたんですが、読まれていない人へ向けてもう一度要点を話すと、最初にキッカケを与えてくれたのはアサリのほうでした。
後輩からそう聞かされたのが始まりでした。
正直、当時はアサリのことは何とも思ってなかったけれど、自分を気に入ってくれてるなら私も彼女のことが気になってくる。
好意の返報性ってヤツでした。
そして、その後輩づてで連絡先を交換したのは良いものの、どんな内容を送れば良いか分からずほぼ放置状態。
私がそんな態度だったのでアサリは、
と嘆いてたのがバイト先メンバーを介して伝わってきました。
だから、てっきり自分の愛情が足りないとばかり思っていました。
そして私は、
と躍起になり、アサリに告白したときも、
『君じゃなきゃ!』
『君以外考えられない!』
と言わんばかりのセリフで伝えました。
そして一応返事はOKだったけれど、その時なぜかアサリの表情には困った様子が見えていました。
その時、『んっ!?』とは思いましたが特に気に留めませんでした。
その後も私はアサリと付き合ったとはいえどうして良いか分からず放置ぎみになり、またバイトメンバーづてで、
と嘆いてたのが伝わってきました。
それ聞いたら、ますます自分の愛情が足りないって思うじゃないですか?
だけど、いざこっちから積極的にメールしても、
(その日の初メールは自分)→(相手の返事)→(自分の返事)→(相手から返事なし)
っていう圧倒的不利パターンだし、遊びに誘っても断られて埋め合わせすらしてこない。
だからアサリの本心が全く見えず、気がついたらこっちのほうが感情を揺らされていました。
毎日毎日アサリの一挙手一投足が気になり、頭の中は四六時中アサリのことばかり。
となると、相手にとって大きなモノを与えなきゃいけない。
そこで思い付いたのが、修学旅行のサプライズ見送り。
好きな人に見送ってもらえて、きっとアサリは喜ぶはず。
と思ったけれど、結果は大スベリ。。。
私がアサリを見つけて近づいていくと周りの友達はドン引きし、焦ったアサリは
喜んでもらえる公算だったのにショックでした。
そして、修学旅行に帰ってきてからもアサリからは連絡がなく、不安に押し潰されそうになった私は、帰国予定日の夜に鬼電・鬼メール。
やっと電話に応じてくれたのが夜遅くで、それも、
という冷たい言葉を言われて一方的に切られた。
声を聞いて不安を解消したかったけど、それじゃあ逆に不安の上塗りでした。
なので、ついに私はメールで、
と言ってしまうことになりました。
ここまでくるともう被害妄想ですよね(汗
そしたらアサリはNOと言ったので気持ちも落ち着き、その日は床に就きました。
翌朝、珍しくアサリのほうから連絡をくれたんですが、開いてみると別れのメールでした。
焦った私が理由を訊いたら、
あなたの言葉が私には重すぎた。
とのこと。
もう、何がなんだか。。
アサリは私に何を求めていたのか??
フラれて間もない頃は彼女という存在を突然失った不甲斐なさや、心にポッカリ穴が開いてしまったことによる寂しさが大半でした。
だから、アサリに告白した場所へ行っては大泣きし、気持ちを発散していました。
そして、そういうことを繰り返すうちに寂しさは薄れてきましたが、今度はアサリに対する怒りが現れたんです。
哀から怒へ、負の感情がプラスの方向へスパークしました。
泣きたい気持ちが何らかの化学反応を起こし、そんなドロドロしたものへと変わっていったのです。
恋愛ってこんなに苦しいもんなんだ。。
相手を好き、敬う気持ちが一瞬にして寂しさ・怒りの感情に変わってしまう。
そういう感情の変化にも疲弊させられたのでした。
蛙化現象に泣かされた男性たちの想い
女性の蛙化現象のせいで恋愛が終わり、ついこの間まで好きだと思ってた人に対して怒りの感情を持ってしまう。
中にはご自身を疑問視している人もいるかも知れません。
しかし、私を含めて女性の蛙か現象に泣かされた男性たちは、総じて同じことを感じていることが分かりました。
実際どんな意見があるのか、見ていきましょう。
<1>
大体そうやで
ワイはフリーになってしまったが、結婚するであろう人はある日突然現れるものだと思ってるから今はフリーを満喫したいぜ恋愛体質の人でよく乗り換えてる奴の口癖が「私蛙化現象だから」ってのむかつくわぁ
— みっくん@暇人 (@kiha66_08) May 22, 2021
<2>
蛙化現象とかいうの、された側にはありえん迷惑なのに「蛙化現象起きちゃって〜」みたいな感じで一方的に片付けられるのムカつくな
— むぅちゃんROM専鍵垢自発するな (@____muusan) October 2, 2020
<3>
人間関係リセット症候群とか蛙化現象とかHSPとかさ、名前をつけてしまうことに問題があると思うんだけど。それを免罪符になんでも許してもらおうという姿勢でこられても困る。そういう気質があることは一向に構わないけどそれに対して当たり前のように許せというのは周りが迷惑な気がする。
— お〜いお茶 (@JaO1b) December 21, 2021
<4>
蛙化現象でふられた男を知ってるんだがめっちゃ可哀想だった
— ざと はまぼ (@zatohamabo125) June 24, 2021
<5>
蛙化現象でふられたが半年以上たった今でもライン来たりしないかなとか期待してしまう
— 一般ピーポーですです (@ippanpeaple_333) July 15, 2020
やはり、女性の蛙化現象でフラれた男性たちは『迷惑だ!』『あり得ない!』という意見が多く、ここで紹介しきれなかったほどです。
そして、私が強く共感したのが、フラれた後もひょっこり連絡が来ないか期待してしまう点。
今思えば悲しい話だけれど、フラれる寸前までは求められていたわけだから、『これは夢だ!』と思いたい気持ちは分かります。
そして、もし本当に連絡が来たら当時の私なら温かく迎えていたでしょう。
ただ、そういう対応だと蛙か現象の起きやすい女性にはアダになってしまういますが。
とにかく、蛙化現象とは本当に厄介な性質で、ハメられた男性たちが怒り狂うのも無理はありません。
どうやってムカつく気持ちと向き合ったか?
自分にとって超理不尽なフラレ方をし、どうにか報復してやりたい気持ちをずっと持っていたもんだから、フラれてしばらくの間はずっとドロドロしたものがありました。
しかもアサリはバイト仲間だったから、別れても完全にサヨナラではなくちょくちょく顔を合わせる機会があったのです。
だから、余計に気持ちが鎮まることから遠退いた。。
アサリの顔を見るたびムナクソが悪くなり、何かしてやりたいって気持ちが芽生えていました。
そこで私がやった具体的行動は、
- 単車での暴走行為でアサリに見せ付け
- 新たな出会いで当てつけ
でした。
バイトのシフトは事前に知らされ、誰がいつ入るかが一目で分かるようになっていたため、アサリがカウンターに立つ時間帯を狙って、店の前を暴走しまくりました。
今思えば全く意味のない行動だったし、自分が検挙されて人生を棒に振ってたかも知れない。
だけど、その時の自分としては、
と思っていたから、どうにかして自分の感情を吐き出したかったんです。
ゆえに、彼女に見せ付けようとした結果、暴走行為に及んだのでした。
それから、直接アサリにショックを与えようとするなら、方法はただひとつ!
次の出会いを見つけることでした。
と考え、出会い探しに躍起になりました。
だけど、そんなに都合よくストーリーが進むはずもなく、それどころか中坊にハメられたり、サクラに騙されて有料の出会い系に登録させられたりして散々でした。
そうこうしているうちに、私も疲れてきてだんだん自分がやっていることがアホらしく思えてきたのでした。
そう感じるようになった時、ムカついてた気持ちもほぼ消えかかっていたんです。
ただ、結果的にアホらしく思えるようになったとはいえ『そんなことをしなきゃ良かった』とは思っておらず、むしろやって良かったと思っています。
もし何もしてなきゃ気持ちのドロドロがいずれ爆発し、取り返しのつかないことになっていたと思うから。
また、アサリはバイト仲間だったけれど別れてから1年弱後に彼女は辞めていきました。
理由は分かりませんが、自分より先に辞めたことで何だかアサリに勝ったような気がしたんです。
フラれて辛かったのは私のほうなんだから、フラれた側の私が辞めるパターンが大概でしょう。
しかし、結果は真逆。
私はしぶとく残りました。
そんな自分のことが、
って風にも思えてきて、フラれたのに自分が誇らしく思えてきました。
結局話が散らかりましたが、ポイントは2つ。
- 世間的に悪事でも、とにかく発散したこと
- 何かひとつ、フッた相手に勝ったと思えることを見つけたこと
これらが、ムカつく気持ちと向き合う手段でした。
女性に多い【蛙化現象】。
男性にとっちゃ超迷惑で振り回されてしまう特徴といっていいでしょう。
だけど、途中で突然冷めてしまうのは仕方ない。。
ある意味、それだけ自分の気持ちに正直だということだけれど、やっぱり被害者側にとっちゃたまったものではないし、それが腹立つのもまた男性の正直な気持ちです。
そして、そういう男性は少なくないですから、ムカつく気持ちは封じ込めようとせず、積極的に発散してもらいたいと思います。