こんにちは!杉間馬男です。
あなたは普段、ボーッとしている時なんかに誰かと話しているのを想像することはないでしょうか?
そしてその時、どんな想像のしかたをしますか?
そんな風に、想像することの大半は理想的なシーンを妄想しているだけなんじゃないかなと思うんですが、画面の前のあなたはいかがでしょうか?
かくいう私もよく、意中の女子とイイ感じになっているところを妄想しては一人ニタニタしてて(笑)、やっぱり自分はそういうとこまで変わり者なんだ…と自省したりしていましたね…
しかし!
そんなただの妄想になりがちな脳内シミュレーションも、やりようによっては会話スキルの向上につながり、ひいては相手からのイメージアップにもなり得ます!
今回は、そんなただの妄想になりがちな脳内シミュレーションを会話力UPにつなげるための秘訣をお話ししますので、ぜひ参考にしてみてくださいm(_)m
脳内会話シミュレーションを会話力UPへつなげるための注意点!
会話シミュレーションで気を付けたいこと。
私が思うに次の2点です!
好都合な想像ばかりは禁物!
注意点その1
【あなたに都合の良い妄想になっては意味がないこと】
です。
最初に話したことの裏返しですね!
例えば、意中の人に逆にどこか静かで人のいない所に呼び出されて逆に告白された!
冒頭で話した例えと同じシーンですが、そんな漫画チックなシミュレーションは残念ながら現実離れしていることが多く、本当にその女性があなたに靡いて(なびいて)いない限りは単なる絵に描いた餅。
特に恋愛経験の少ない男性が一度そういう妄想にハマるとなかなか帰ってこれなくなるので、くれぐれも注意したいところですね。
じゃあ、どういうシミュレーションをすべきか??
ポイントはさらに2つあって、
- 都合の悪い展開を中心に予測
- シミュレーションでありながら現実に近いことを予測
都合が良い・絵に描いた餅のような妄想とは真逆ですね。
いちばん分かりやすい例えが、意中の人へ思い切って告白する場面。
そういう場面では、相手から良い返事をもらえた時のことを妄想するのではなく、フラレたときのことを中心に予め想像しておき、そうなった時にできるだけ印象を落とさないような切り返しをストックしておく。
それが、この記事で伝えたかったポイントの一つです。
相手の性格・特徴を考えて脱・妄想!
そしてもう一つ、あなたとその相手との関係性を考え、
という予想のしかたをすること。
少し抽象的すぎたので例を挙げるならば、あなたが告白しようとしている相手は超真面目な優等生キャラでほとんど冗談も通じないとします。
なのに、
なんて展開を予測しても現実離れしすぎてるからあまり意味がない。
変化球が来ることだってあり得ないわけじゃないけど、あまりに相手のキャラから想像できなすぎるのは考えものです。
それは良くない例えですが、普段の会話で意識しながら相手のキャラやトークの癖を読み取り、それを元に予測シミュレーションができればベストです!
それができれば脱・妄想となり、精度の高いシミュレーションになります。
会話への苦手意識が強いうちは、あなたの発言に対して予想されうる相手の反応を全て考えておく。
そしてそのそれぞれに対して、さらにあなたがどう返すか?
さらにまた相手はどう返してくるか?
を出来る限り末端まで考えておくことで、会話中にオロオロすることが少なくなっていきます。
慣れないうちは相槌や息継ぎなどのタイミングまでさながらに!
そして、ただセリフをシミュレーションするだけだと棒読みっぽくなりがち。
特に私なんかは、キッチリとシミュレーション通りに話そうとしてたもんだから、わざとらしい学芸会みたいになってしまっていました(笑)
何も意識していない自然な会話っていうと、
- 感情の抑揚がある
- 話すスピードが速くなったり遅くなったりムラがある
- ときどき言葉が詰まる
- 『えーと』『あのー』と考え込むことがある
- 図らずも言い間違えることもある
ってな風に、どこか不完全な印象を与える時もあります。
慣れないうちはシミュレーションに頼りたくなるものだから、それならそういう不完全さまで盛り込んでしまうのです。
例えば、
と伝えるシーンでも、
ずっと前から…(目線を下へ外す)
君のことがね(固唾をのむ素振り)
気になってたんだ
こんな風に、あなた自身がとても緊張しているような様子まで細かくということです。
一人部屋等で必ず声に出して練習せよ!
そして、あらゆる想定をして自然な雰囲気も醸し出せた。
セリフも決まればあとは練習あるのみ!
それで、練習のときも劇のリハーサルのように実際に声に出して練習することをオススメします。
というのも、ただセリフを黙読するだけだとセリフを覚えるだけに留まって、声を出す感覚までは身に付かないんです。
私も何度か黙読だけでシミュレーションしたことがあり、いざ本番を迎えたときに『こんなはずでは…』と、想像とまるで違っていたので戸惑った記憶があります。
それが声を出す感覚ってヤツで、黙読でしっかり練習しセリフ自体を完璧に覚えてても、いざ本番の場面になると頭で想像していたように声が出せない・・・
その結果、自分の中で焦りが出てくるからなんです。
特に、慣れていないうちは。
なので、シミュレーションは必ず一度は声に出すようにしましょう。
ちなみに私は当時実家暮らしで家には常に誰か居たので声を出すのがこっぱずかしく、いつもクルマの中でやっていました。
クルマの中は完璧に一人だけの空間ですから、練習場所としてはこの上ない!
他にも、誰もいない河川敷とかでもいいですし、カラオケルームを借りきってやるのもアリでしょう。
シミュレーションが活きた場面を実例を交えて紹介!
シミュレーションがいかに有効か、そしてそのやり方は?
その辺りの説明を具体例を交えて紹介しましょう!
27歳の頃、カラオケサークルのメンバーだった7歳年上の女性を好きになったときのことでした。
好きになった相手に告白!
1回目のデートで全然喋れずマイナスイメージになってしまったけど私は諦めきれず、何とか2回目のデートにこぎつけました。
初めはおこがましくも相手から告白してくれればと考えたりもしてましたが、さすがにその状況だと可能性は絶望的。。
ならば、付き合うには自分から告白しなきゃいけないんだけど、その時で恋愛に7年ものブランクがあったから相手に響かせるにはどうすりゃいいのか?徹底的に考えました。
その時の相手との関係性からして絶対的に不利なのには違いない…
だから、あらゆることを都合の悪い方向にシミュレーションしました。
最初に、どうやって『今から告白します!』という心積もりをしてもらうか?から。
私はそれを切り出した瞬間から警戒されるだろうと予測。
なので、あくまで自然に『この後10分だけいい?』と声をかけて含みを持たせながらも中身は悟らせないように。。
そして、切り出す告白の言葉もしっかり組み立てました。
そしてそれを相手へ伝えたら確実にフラレる読みで、続く私の返しとしては、
返事くれてありがとう!(ひと呼吸おく)
正直辛いけど、普段のサークルではこれからも仲良くやっていこ!
と爽やかに伝えるつもりでした。
ここまでの流れを私がシミュレーションした全貌を図にすると、こんな風になりました。
ここまで決まったら練習です!
当時からマイカーを持っていたから、山奥のダムまでドライブがてら出掛けて、カンペを見ずともスムーズに言えるようになるまで練習しまくりました。
そして迎えた当日、シミュレーション通りに相手に伝えたとき、まるで『あんた、何言ってるの?』と言わんばかりの顔をしていたので、あの表情だけでもかなりのプレッシャーを感じさせられました。
もし、シミュレーションせずぶっつけ本番だったらしどろもどろになってたでしょう。
そして、気になる返事は・・・
即『ナシ』だと言われるかと思いきや、
と、可能性ありげな返事。
つまりは保留ってことでした。
NOじゃない限りは例え数%でも脈アリってことだから、しばらくはデートを続けて可能性を潰さぬようにしていました。
グレーな関係に終止符を打つ時もシミュレーション!
その女性とデートを繰り返していましたが、いつまで経っても一向にハッキリした返事を出そうとしない…
2週間ほど経った頃、同じサークル内の別の女子メンバーからは、
『あの子、あなたに言い寄られてる現状が楽しいだけで、
ちゃんと返事出すつもりないかもよ。』
という忠言で目が覚め、いよいよ自分から切ることが脳裏をよぎり始めました。
さらに月日が過ぎて1ヶ月半ほど待たされた頃、さすがに私もシビレを切らしてやりたい!
そして、もう終わりにしよう!と意を決したときも、これまたシミュレーションしましたね。
告白して以降も何度かデートはしてましたが、相手の様子からして私に気持ちが傾いている様子は感じられなかった。。
だから、自分が返事を迫ったら確実にNOと返ってくるものだと予測してたので、
『じゃあ、二人だけで会うのはこれで最後!俺はキッパリ身を引くよ。』
と伝えるつもりでいました。
そして、忠言をくれた女子のアドバイスからして引き留められることも視野に入れていて、そんな類のことを言われた場合は、
『いやいや、答えはNOなんでしょ?
だったらこれから先俺が何をしようが勝手じゃん!』
と毅然に伝えようと腹をくくったんです。
そして迎えた最後のデートの日、その日で最後だと決めてたので良い意味で開き直っていました。
なので、切り出すときも特に緊張も少なく、サラッとシミュレーション通りに伝えることができました。
それを伝えた後、忠言をくれた女子が言ってたように相手が、
と言ってきたので、心の中で(キター!)って思いましたね!
シミュレーションで腹は決まってたから、
てか、俺だって1ヶ月半何もしなかった訳じゃないし、君に何も届いてないってことは、君の気持ちもそれなりだったっていう何よりの証拠じゃん!
だから悔いなんてないし、俺はキッパリこれで身を引くよ!
と、少し鋭く伝えて、その時は逆に相手のほうがオロってた印象でした。
想いを伝えた時、切る時、いずれも事前のシミュレーションが活きたのは間違いありませんでした。
今回は異性への告白シーンを例に話してきましたが、あらゆる人にとってそういう場面は一世一代の大勝負になることが多いですよね。
なので、事前にシミュレーションすることでしどろもどろになってしまって相手に悪いイメージを持たれないためにも、あなたにとって大切な場面ではぜひとも紹介した脳内会話シミュレーションを駆使して話力を最大限引き上げた状態で臨むことをオススメします!
いちいちシミュレーションするなんて面倒…
とお思いのあなた!
確かにそうですよね(汗
誰かと話をする度にこういうことを考えるなんて、オススメした私でも現実的ではないと思います。
じゃあ、なぜわざわざ記事を立ち上げてまで紹介したのか?
それは、こういう面倒なことを続けることでやがてクセになってシミュレーション結果も早く出せるようになるので、ほとんどぶっつけ本番でも会話中にシミュレーションしながら相手と向き合うことができるようになります。
そうしているうちに、言い回し・切り返しのストックがあなたの中に蓄積されていき、やがて意識的にシミュレーションをせずともベストな会話ができるようになります。
そうなりゃ、しめたものです!
会話力は格段に上がっているでしょう。
何事も初めが肝心でいちばんしんどいです。
『石の上にも三年』ということわざ通り、本気で会話力UPを望むなら惜しまずにやり続けてみることです。
まとめ
ただの妄想となりがちな脳内会話シミュレーションについて、使い方によっては強い味方になることが分かって頂けたかと思います。
それには注意点があって、
で、それらが守られればただの妄想から卒業でき、しっかり現実を見据えたシミュレーションが成り立ちます!
そして、
・気持ちを落ち着かせられること
・言葉が詰まらずしっかりした印象を与えられること
という効果も期待できるので、【脳内会話シミュレーション】
使わない選択肢はありませんよね??