
こないだ友達が『子どもが言うことを聞かない…』って嘆いてて、かなりイライラしてるみたいだったんだ。
子どもが言うことを聞かなくて困っている親御さんはかなり多いね。


だけど、こと【言うことを聞いてくれない】悩みに関してはある考え方で悩み度が軽くなるんだ。


子どもを持った時の参考になりそうだから、ぜひ聞かせて!
君の友達にも話してあげたらイライラも少しはおさまると思うよ。

言うことを聞かなかった杉間馬男の過去
自分の意思で進路を決め工業高校へ進学
と、犬太郎くんに偉そうに言っている私も、かつてはほとんど親の言うことを聞かずマイペースな子でした。というか、今でもそうですが(笑)
そんな私の過去は例を挙げたら色々出てくるけれど、その中で最も鮮明に覚えているのを1つ。
中学卒業後の進路を考える時期になった頃のこと。
当初は生徒の多数派と同じように学力レベルに見合った普通科高校への進学を考えていて、1学期の三者面談でもそのことを担任にも伝えて『今の成績を維持するように』と助言を受けていました。
ところが2学期のある日、ふと空から何かが降ってきたように、

と思い始めたんです。
はじめのうちは『そんな進路もアリだな』ぐらいの気持ちでしたが、日が経つにつれて本気になってきて、学期末の希望調査用紙には普通高校への進路も残しながら工業高校の候補も第3希望ぐらいに書いて出しました。
案の定、三者面談では担任から『なぜだ?』と訊かれ、昔から電気に興味があって勉強したい旨を伝え、
と、決して否定せず工業高校では県内トップの学校を紹介してくれました。
・・・って、チョット自慢ぽくなっちゃいましたが…
問題は家へ帰ってからのこと。
三者面談に同席していた母親はどこか引っ掛かりながらも私に身を置いてくれましたが、父親のほうが、
なんで今更工業高校なんだ!?
電気を勉強したかったら大学に入ってからでも遅くないはずだ!
と、一方的に反対。
だけどもう自分の意志は固まっていた。
それに、その頃すでにオヤジの言うことはアテにできないと思っていたから。
詳しくはこの後話しますが。
自分の進路のことだし、ちゃんと最後には自分の意志を通しましたが、
お前が決めたんだからな!!
まるで半分勘当。
でも自分には全く不安はありませんでした。
結局、この進路にして正解でした。
進学先の高校では同じ趣向の仲間が多くて毎日がほぼストレスフリー。
それまで1歳年上のADHD持ちの男とばかりつるんでいましたが、学校の同級生とも遊ぶ機会が増え、卒業後は卒業旅行へ行くぐらいの仲だったグループもありました。
勉強面でも国家資格を2つ取って首席卒業。
浮いた話こそ皆無だったものの、立派な【高校生デビュー】だったと思っています。

心からそう思えて、卒業後もしばらく顔を出したほど。
そして今の自分があり、しっかり職業に就いて家族を養えています。
なぜ私は言うことを聞かなかったのか?
中学からの進路の話なんかは氷山の一角で、保育園児の頃には【聞かんたれ】呼ばわりされていたのも思い出しました。
それぐらい親の言うことを聞かなかった子でしたが、なんでそんな風だったのか??

確かにそんなのもあったと思うけれど、親のほうの原因も大きかったはず。
特に父親のほうは、普段からムチャばかり言ううえに過干渉。
小学校は6年間とおして夏でも門限は5時。
低学年のうちは分かるけど、5年生を過ぎても5時のままってどうなの??
自分の周りは、早い人でも6時。
周りの同級生たちがとてつもなく羨ましかった⋯
時間の縛りが厳しすぎたから、つい遊びに夢中になって遅れて帰ることもあり、そうしようものなら灸(やいと)と言って火の付いた線香を押し当てられたこともありました。
今同じことをしたら逮捕モンですよ。。
時々あの頃の自分を思い出し、よく堪えてたなと思います。
勉強面だって『数学と英語は公文で習っているから100点取れなきゃおかしい!』とか言って、98点取って怒られたことは忘れもしません。
おまけに、実力テストと定期テストの違いを分かってなくて、実力テストが直前の定期テストより落ちているのをこっぴとく怒られたことも⋯

2年生にもなると、そんなことを説明するのも疲れたぐらいでした。
さらには、母親曰く『風呂屋』だったこともそう。
- 庭付きの家に引っ越す
- 新車を買う
- ワープロを買ってやる
こんなことをはじめ、クチだけで実現しなかったことが多かった。
つまり、ゆー(言う)だけだから風呂屋(笑)
そのニックネームを考えた母親があっぱれでした。
前出の進路の話も、『どうなっても知らんぞ!』っていうセリフは私のためを思って放った言葉だとは到底考えられず、自分の言うとおりにならなかったことへのイラ立ちとしか思わなかった。
そりゃあ、親が信用できなくなって言うことを聞かなくなるのも無理はない。と、子どもながら思ったこともありました。
さなくとも子どもは親の言うことを聞かないもの!だって○○だもん!
だって女の子だもん
ってのは冗談で(笑)
まぁ、私ぐらいの聞かんたれは珍しいですが、必ずしもそうでなくとも多少は親の言うことを聞かない場面はあるもの。
すべて命令通りに動いてくれるプログラムじゃないですからね。
子どもだって一人の人間。パーソナリティが存在します。
家族であり、他人でもある
それが子どもというもの。
子どもだって、子どもなりに考えがあります。
だから、中学からの進路の話で『普通科へ行け!』といった親の反対を押し切って工業高校へ進学し、色んな資格も取れて主席卒業した。
そして今では、勉強したことを活かし職に就いています。
余談ですが、当初は反対していた父ですらその時は鼻高々で、私が首席であることを知り合いに吹聴しまくっていたそうな。

本当にそんな感じでしたよ。
それは杉間家の例ですが、一般例まで話を広げてもどこかの書籍で
『親が子供をコントロールする。という発想じたいチャンチャラおかしい』
というフレーズを見て妙に納得したのを思い出しました。
だって、子どもは自分(親)の分身ではないのだから。
親の心を知るのは自分が親になってから
だけど、そんな私も当時の親のことが全く理解できなかったわけではない。
自身の子どもを持つようになって、当時の親の言動を理解したのでした。
子どもが生まれて元気に育ち、私たちの言葉にも反応してくれるようになると心底可愛いと思えたものでした。
その時、ようやく親の心を知りました。

1歳も過ぎれば両手両足を思いのままに操れるようになり、加えて自我も出てくる。だけど、身の回りの危険に対する感度はほぼゼロ。
ゆえ、見ていて危なっかしいことだらけ。。
気付けば当時の自分の両親と同じようにガミガミ言ったり過干渉になったりしかけていた。
今(2025年現在)は小学校に通い出して1年が過ぎようとする頃。
まだ親の付き添いナシで遊びに行くことも知りませんが、いざそうなったとき、自分の親みたいに早すぎる門限を押し付けてたかも知れない。
そういえば自分だって、当時大キライだったオヤジの遺伝子の何割かは受け継いでいる。
だから、そんな親のしたことと同じことをやりかねないワケで・・・
歴史は繰り返す
まさにその通りになってしまう・・・
なんとかせねば!!
杉間馬男はこうしている!
言うことを聞かせるのではなく○○だ!
『親が子供をコントロールする。という発想じたいチャンチャラおかしい』
そう。
自分の息子を見ていても、親がコントロールするなんて到底ムリなことだと実感している。
だけど、
- 危なっかしいこと
- そのまま続けてたらイジメの種になりそうなこと
- その他どうしてもやめさせたいこと
今すぐ『ダメ!!』と言いたい場面もたくさんあるはず。
そうなんだけど『ダメ!』の多用は良くないみたいなことが、あらゆる子育て指南書に書かれてたりするモンだから、親にとっちゃ板挟みです。
だからね、私は『ダメ!』の代わりに

まるで何か見つけたような掛け声で息子の気をそらせ、注意を自分へ向けさせるのです。
息子がこちらに注意を向けてくれたら、

と代替案を提案する。
イメージとしては、子どもに伴走しながらゆっくり正しい方向へ導く感じが近いですかね。
それから、伴走して子どもがついてきてくれるかどうかは、普段の関わり方がモノを言います。
特に、親の意見を押し付けていないか?
- こうしなさいって言ってるでしょ!
- ○○くんと遊ぶのはもうやめて!
- △△は小さい子の遊び道具だからもう捨てなさい!
こういうことをつい子どもに言ってないか?がポイントになるでしょう。
私たち(言う側)からすると深い意図はないのかも知れませんが、それを受け取る子どもは
- 自分はダメなことをした(言った)
と擦り込まれてしまうことになるのです。
私のセルフイメージが低かったのも、幼少期からずっと『ダメ!』と擦り込まれ続けてきたことも原因だったと思っています。
ゆえ、自分だけは息子をそういう風にさせまい!
繰り返す歴史を自分の世代で食い止める!
そんな風に考えた私は、オウム返し作戦を思いついた。


こんな感じで息子が言ったことを繰り返すのみ。
小難しいコミュニケーションスキルなんて必要ありません。
しかしそれだけでも、子どものほうは自分の主張が伝わっている手応えを感じます。
私も幼少期に親からそういう対峙をされていれば、少しはセルフイメージにも良い影響があったのかも知れないと思ったぐらい。
一方、妻のほうはやはり息子と一緒にいる時間が長いせいかガミガミ言うほうで、息子もたまに反抗的になり2人で言い合いバトルが繰り広げられることもあります。
だけれど私に対してはそんな態度を取らず、休日は入浴も添い寝も私にせがんでくるぐらい懐いています。
まぁそれができるかどうかも、育児する大人の環境によることもまた事実。
私の場合は、平日昼間は働きに出ていて息子のことにはノータッチ。
ゆえに子育てにも特に大きなストレスを感じてなくて、その格差に関しちゃ妻には申し訳ない限りです。
息子の主張に耳を傾ける余裕を与えられている
さっきのオウム返し作戦だって、もし専業主夫だったとしたらそんな余裕もなかったでしょう。
もはや、会社員男育児の特権と言っていいかも知れません。
環境要因となってくると、難しいですね。。
待つことの大切さ
それでもやっぱり私だって生身の人間だから、イライラしそうになる時もあります。
特に息子はマイペースで何事もゆっくり亀さん。
急がせようものなら、あわわ状態になって失態続出になってしまいます。
そんな時は、
きっと同じ。いや、もっと出来てなかったんだろうな。

と思い返してみること。
そんな風に考えてたら、知らない間に言われたことを順番にやってたっことも多い。
例えば、『そろそろハミガキしなさい』と言ってもなかなか動かず、自分の過去を思い出しながらそ~っと息子の様子を見ていると、遊びの片づけをしていた。なんてことも少なくない。
その時、母親(妻)が『片付けしなさい』と言ってから、そのタスクが終わらないうちに私から次の指示を出してしまっていることに気付かされました。
子どもだってキャパの限界があるし、うちの息子はとりわけゆっくりだから、そういう特性も考えるべきだった。
こんなこともあるので、すぐに動かなくてもいきなり叱りつけることは自粛しています。
交換条件の提示
状況によっては、すぐに言うことを聞いてほしいときだってある。
私はできる限り息子との時間を取るようにしているけれど、一人で済ませたい用事などがあるときは交換条件を提示しています。
例えば、その用事の時間までは息子と関わり、

と、ハッキリ線引きしています。
そこで、『ちょっと待って』とか中途半端なことを言ってしまうと、『ちょっとってどれくらい待てば良いんだろう』と困ってしまうことにもなります。
大人でも好きなことをしたい時間は必要ですから、そこはスパッと切り分けても良いでしょう。
馬男のここだけ押さえて!
子どもは言うことを聞かないもの。
だって、立派な一人の人間だから。
だから、
言うことを聞かせる ⇒ 伴走しながら導く
という方向へマインドシフトすることがカギとなってくると思います。
本当にここだけ押さえてれば、子どもとの関係も良い方向に変わってくれるでしょう。