今回は少し恋愛や発達障がいから離れ、子育てに関するテーマ。
幼稚園年長~低学年ぐらいになると行動範囲もグッと拡がります。
そして、多くの子どもは自転車にも乗り始める頃ですね。
周りの同年代たちもピカピカの自転車で親の後を必死でついていく姿を目にするようになりますが、子どもの自転車と言えば、はじめは補助輪つきでガラガラと独特の音を立てながら走らせますが、その姿もすっかり板についたころ合いに補助輪を外すことになります。
そして、その段階でスムーズにできる子と躓く(つまずく)子に分かれてしまうのですが、運動全般を苦手とする息子は言わずもがな後者のほう・・・
加えて、足をペダルに乗せると転ぶことが分かると恐怖心が芽生え、それも息子にとって最強の敵になってしまった。
ネット界隈で有名な練習法を試してみるも、息子に限っては効果ナシ(泣
ところが、ある方法を実践してわずか30分足らずで乗れるようになってしまったのです!
補助輪なし練習~評判の方法にも落とし穴アリ!
自転車練習といえば、ペダルを外して地面をキックしながらバランスを取ることを身につけ、その後でペダルを漕がせる方法が定番ですよね。口コミでも『この方法ならすぐに乗れるようになる!』と評判。
私もそれを信じて、補助輪なしデビューの日に得意げにこう言いました。

だけど、いざやらせてみても、動画で説明していたようにいかない…。
脚の力が思ったより弱くて地面を蹴ってもほとんど進まず、傍から見るとただまたがりながら歩いているだけのようでした。
足つきが良くないせいかと思い、小さめのストライダー(ペダルなしのキックバイク)に乗り換えて練習させてみても様子は変わらず。
何度も「思いっきり蹴って!」と声をかけましたが、息子にはイメージできなかったようでした。

先々の心配が募るばかりでした。
ならば、最初から漕がせてみたら…?
地面キックがダメなら、いっそ昔ながらの方法で最初からペダルを漕がせることに。
もちろん、支えが必要なので後ろから持ってあげて、

と声かけしながら広場を何周もグルグル。
でも、バランス取りとペダル回しの両方を同時にマスターするのは難しく、手を放してもペダル2回転半が限界…。

私たちは途方に暮れ、息子本人も『もう乗れなくてもいい!』と投げやりになる始末。。
ついに編み出した練習法!30分足らずで乗れた!
ネットの情報を探しても、結局どこも似たような方法ばかり。
それでも諦めずに調べていると、『これなら…!』と思える方法を発見!
それは、ゆるやかな下り坂を使って自転車を勝手に進ませながらバランスを取る練習でした。
でも、近所にちょうどいい坂道がない…。
そこで、ふと思いついたんです。

ならば、自分が後ろから押してあげればいいんじゃないか?
その方法ならわざわざ下り坂のある場所を探さなくてもいいし、ペダルを外す必要もない。息子も地面キックしなくてOK!
早速公園で試すことにしました。
そのまま両足を少しだけ浮かせて、親が後ろから押す。
※親は背中から押して動力の役目をするだけで、転倒防止の支えはしない。転びそうになったら本人に足をついてもらう。
息子には、『転びそうになったらすぐに足をついていいんだからな!』と伝えます。
両足ともブラブラさせているので、危険を感じたら直ちに着地できる状態なので、本人は安心です。
そしてこの方法だと、手足を動かす必要がないのでバランスを取ることだけに集中できるんです。
そして・・・
数分もすると、息子は長い時間足をつかずにバランスが取れるように!
これは、『自分1人で乗れている!』という感覚をつかめるようになるのでは?と思いついた方法です。
すでにステップ1でかなりバランスを取れるようになり息子本人も自信回復したからか、ほぼいきなり手を放してもしっかりバランスを取れるように!
息子の自信も確信に変わった様子で、次のステップへ進みたそうにしていました。
ともなれば、いよいよ・・・
すると…
いきなりスイスイと乗れるように!
公園に来てからまだ15分前後しか経っていません。
前回の練習では1時間近く練習してもペダル2回転半が限界だったのに、たったそれだけの時間で自転車に乗れるようになったんです。
突然のブレイクスルーでした!
バランスを取ることだけに集中させようとあれこれ考え抜いたのが結果に結びついたと思っていますが、それと同じくらい大切なのが声かけです。
こうした声かけによって息子がさらに自信をつけ、やる気も引き出しやすくなったと思っています。
なぜ自転車練習の話をしたのか?
今回は少しテーマを変えて、このサイトの趣旨である恋愛や発達障がいとは直接関係のない子育ての話をしました。
ましてや自転車練習なんて余計に杉間馬男の範疇ではない話ですが、実はそれが父親が家庭内で勝ち組になれる秘訣のひとつだったんです。
私は「結婚は墓場」なんて言葉とは無縁の生活を送っています。
その理由のひとつが、子どもとの関係性の築き方です。
『勝ち組』な父親になるために…
結婚して子どもを授かったとき、いかに子どもを自分のファンにさせるかが父親にとっての勝機だと思っています。
子どもにとって「親って何?」と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶのは母親でしょう。
「父親見知り」という言葉はあっても、「母親見知り」なんて言葉は聞いたことがありませんよね。
だからこそ、子どもが父親ファンになったら家庭の中での立場は俄然強くなるし、自分の意見だって通りやすくなる。
そして何より、子ども自身にとっても安心できる存在になるんです。
ここで大切なのは、「ファンにさせる」といっても甘やかすことではないということ。
ただ優しく接するだけではなく、時には厳しさも見せながら子どもが本当に求めていることを与えられるような関わり方をすること。
今回の自転車練習でも、【自分に対する自信】を与えました。そしてそれが間違いなく息子自身が心底求めていたものだと思っています。
この経験が息子にとって、「努力すればできる」「チャレンジしていいんだ」という感覚を育て、そして
と思ってくれるようになり、ファン化していくのです。
杉間馬男は今後も
これからも私は、発達障がい者の恋愛ノウハウをお伝えしていくとともに、
結婚後に男性が家庭カースト上位のポジションを獲得するための秘訣についても掘り下げていきたいと思っています。
- 家庭内で男性・父親の存在感をどう高めるか?
- 夫婦のパワーバランスを女性寄りにさせないために、男性ができることは何か?
そうした視点を交えながら、より充実した家庭生活を送るためのヒントを発信していくつもりです。
これからも、発達障がい者の恋愛戦略をお伝えする傍ら、子育てや家庭づくりに役立つ情報もあわせてお届けしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!