ここ数年、世界的に騒ぐ事態になっているでしょ。
家族がいる人だったら、家族に陽性者が出たら大変なことになるよね。。
私の家族はまだそういう経験はないけど、いざそうなったときのことを考えると、やっぱり怖くなるね。。
この前友達がそうなってしまって、『まさか自分が!?』って思ってたらしく、何からどうしたら良いか頭が真っ白になったみたいなんだ。
結局、奥さんが実家や友達に連絡して助けを求めて事なきを得たんだけど、旦那である友達は幻滅されたみたいなんだ。。
だけどこういうことってイレギュラーだから、私たちASDには苦手なケース。
だからこそ普段からの”避難訓練”が必要で、今回はそのことをお話するよ。
家族が陽性に!?そうなったときの対応リスト!
とはいっても、やることはほぼ決まっていて、
- 検査
- 保健所への連絡
- 関係者(学校、会社など)への連絡
- 実家や友人など協力者への応援要請
- 家族のケア
だけど、いかにそれを素早く落ち着いてできるかが勝負で、それができるかどうかは前もっての準備がモノを言います。
それじゃあ、どんな準備をしておけば良いのか?
最近、妻のママ友が当事者になった体験から、やってて助かったこと、やってりゃなお良かったと感じたことを紹介します。
PCR検査がすぐに出来る機関のリストアップ
まず、発熱などの陽性が疑わしい症状になったらPCR検査を受ける必要があります。
しかし、その時の世間の状況によっては検査の段階から満杯になることもあるから、検査対応している機関を前もって第5希望ぐらいまで挙げておくと安心です。
駆け込み先の病院をリストアップ
続いて、症状や体調の経過を診てくれる病院も重要。
かかりつけ医がいれば良いけれど、普段健康な人なら無縁だと思います。
健康な人でも超絶しんどくなるものだから、このケースに限っては健康体がアダになっちゃうんですよね…
だから、そういう患者でも対応できるか?病床は確保できるか?など、クチコミも含めて腰を据えて見ておき、なおかつ思い出したときに状況を確認しておくのも良いでしょう。
食品の宅配・買い物代行サービスの候補リストアップ
陽性になったら、基本的に一歩も外へ出ることができなくなります。
というか、それ以前にPCR検査を受けると陰性が確定するまでは外へ出られません。
そうなると困るのが、食品・日用品の買い出し。
今や高齢者向けにそういったサービスが展開されていて業者もたくさんあり、地元のスーパーが宅配サービスを行っているところもあるぐらいです。
ただ、中には会員制だったりすることろもあるので、できればこういう緊急事態の時だけ一時的に利用できるサービスを探してリストアップしておきたいものです。
一次蘇生法、AED設置場所・使用方法の確認
特に若年の家族ならあまりお世話になることもないと思いますが、万一の時にこれが出来るか出来ないかで生命が左右される重要事項となります。
陽性が分かって初めのうちは軽症だったけれど急に重症化することも珍しくなく、そういう時に備えて心配蘇生法やAEDの設置場所・使い方を把握しておくと素早く初期対応ができ、大切な家族を守ることにも繋げられます。
陽性にならないために
これだけ感染者が増えている中、ずーっと感染せずに過ごすのも難しく、そのことは私自身や家族も例外ではありません。
しかし、かからないに越したことはないのは間違いない。
精神衛生上割り切ることも必要かも知れないけれど、感染したらそれなりに面倒だし、何より感染者が一番しんどい。。
ならば、できるだけリスクから遠ざけることを心掛けておきたいですね。
普段から体力づくり
やはり、かかったときに重症化しやすいのは、体力的にも衰えてきた高齢者が多いです。
てことは、若年層でも基礎体力がないと重症化リスクは高いと言えよう。
それは、どんな病気に対してもそうであって、普段から体力をつけておくことに損はありません。
私も週末はポタリングor子供を外遊びに連れていく習慣があり、生活面でも階差3階までは階段を使うようにしています。
体力づくりと聞くと本格的なスポーツを始めることを想像しがちだけれど、私がオススメしたいのはスポーツではなく運動をすること。
もちろんスポーツでも良いけれど、私はスポーツには興味がないので、いくら感染リスクを下げるためとはいえ、途中で苦痛になることは目に見えています。
だから、出来る限り日常生活に取り入れやすい運動を選んでいるワケです。
ノータッチフックの活用
ノータッチフック??
何やら聞き慣れない単語が出てきましたが、ドアノブやエレベーターのボタンなど、不特定多数の人の手に触れる部分に直接触れないためのグッズです。
言うまでもなく直接触れて感染するリスクを避けられるので、間接的なソーシャルディスタンスをとれるもの。
使い始めこそ違和感満載でしたが、今やフックがないことのほうが違和感あるぐらいにまで使い慣れてしまいました。
手袋の活用
先ほど紹介したノータッチフックも素晴らしいグッズですが、やはり万能ではなくどうしても実用的でないシーンがありますよね。
例えば、電車のつり革なんかをフックで持つと、手が痛くなるかフックが折れてしまいます。
だけど、つり革も多くの人が触れる部分だから、私は手袋を着けてから触るようにしている。
もちろん夏場は暑くなるので、薄手の手袋を持ち歩くようにしています。
普段からできておいた/しておいたほうが良いこと
そして、感染リスクを減らすこと以外にも普段から訓練しておいたほうが良いこともあるので、それを紹介します。
これからお話することが身に付けば、家族の陽性対策のみならず一生モノのスキルになるでしょう。
家事・育児全般
家事・育児の分担は何年も前から言われていることですが、まだどうしても女性のほうに負担が寄っている印象で、特定のことが男性にできないケースが多いように思います。
しかし、それだといざ奥さんが倒れたときに一番困るのはあなた。
奇しくも私は結婚当初からそこを意識していて、掃除・洗濯などなどほぼ全般的にこなしています。
だから、妻が里帰り出産のために数ヶ月家を空けたときも全然困らなかったし、同じようなことが起こっても同様に対処できる自信があります。
さらに、育児に関してもそう。
息子が赤ん坊の頃から沐浴やミルクやり、寝かしつけなど出来る限り関わってきたこともあり、妻と同程度になついています。
だから、妻が1日家を空けたときも自分の言うことを聞いてくれやすく、さほど苦労はしませんでした。
おそらく、妻だけが数日入院ってなっても、私だけで何とか出来ると思います。
食事準備
家事の中でもとりわけ面倒なのが食事の準備。
それ以外の家事は大丈夫でも、こと食事だけは苦労しました。
包丁を握ったのも学校での調理実習ぐらいなモンだったから、妻の里帰り出産のときは7種類のバリエーションを週ごとにローテーションさせるのがやっと。
その頃は一人分の面倒を見てりゃ良かっただけだから何とかなったものの、今や子供も居るので好みや栄養バランスも考えなきゃいけません。
独り暮らししていれば否応なしに食事の面倒は自分で何とかせねばならぬから、パートナーが倒れても余裕でしょう。
なので、結婚していてもほぼ独り暮らしをしているぐらいの意識で、たまに包丁を握らせてもらうくらいがちょうど良いでしょう。
死後マニュアル作成
これは、私がワクチンを打つときにやらなきゃ!と思い立ったことでした。
急ピッチで開発したワクチンで、かつ今までに前例のないmRNAという型。
副反応もキツく、私が打つ前もすでにワクチンが原因と疑わしき症状で1,000人以上も命を落としていた背景があって、かなり神経質になっていました。
それも、持病の有無や年齢関係なく起きていたことで、自分自身にも可能性があることだったから。
だから、もし妻と子を遺すことになった際に彼女らが困らぬように手続きやネットバンクのパスワードなどを記し、一冊のマニュアルにして私の書斎に分かるように置いてあります。
多くの人にしてみりゃ『そんな大げさな…』と思うところですが、決して有り得ないことじゃないし、人間なら遅かれ早かれ命は尽きるもの。
だから、そういう”終活”を先取りしておくことも家族を困らせないためには必要だと感じました。
収入補償の検討
自分が倒れて休業が長引くと、真っ先に困るのが収入面です。
これはもともと、私がASD持ちでうつ症状をきたしやすく、普通の人よりも休職が必要になる確率が高いゆえに収入補償に入ったのが理由ですが、結果的に感染→重症化→長期療養になったときの補償にもつながっています。
民間の保険で検討するのも良いですし、会社が共済を斡旋しているのであればそちらを強くオススメします。
繰り返しますが、自分や家族が陽性になることは好ましくなく、そんな事態にならないに越したことはありません。
しかし、生きている以上そのリスクをゼロにはできないため、万一に備えておくことでいざという時に慌てずに済むので、あなたの威厳を保つ意味でも『たとえどうなっても安心!』という状況を作っておきたいですね。
馬男のここだけ押さえて!
細かいことは本文で色々紹介してきましたが、結局お伝えしたかったのは、
頼りがいを魅せること
これだけです。
家族の陽性は不測の事態。
だから準備してませんでした…だったらどうしても頼りなく映ってしまいます。
逆に、そういうケースにもサラリと対応できれば、あなたの株は爆上がり!
奥さんがあなたに惚れ直し、家庭があなた主導で動かせるようになるのも夢ではありません。
陽性で出れない!しんどい!を想定して、そうなったときも困らない避難訓練を実施しておきたいですね。