変わり者でもそうでない人でも、会話がニガテという人は一定数いるのではないでしょうか?
おそらく、画面の前のあなたも会話に苦手意識を持たれていて何とかしたい!あるいは、会話が苦手でも恋愛・結婚できるならその方法が知りたい!と思って来られたのだと思います。
何を隠そう、私は今でも会話は苦手で、
- 目的のない雑談がほとんどできない
- 家族以外との会話では肩に力が入る
など、やはりハンデの影響は一生モノなんだなと感じさせられます。。
しかし、すでにお伝えのように、私は人並みの恋愛経験を経て既婚者です。
つまり、会話下手でも恋愛・結婚できた例がここにあるということです!
私と会ったわけではないので、なかなか信じがたいですよね。。
そこで今回は、会話が苦手でも何とかなるという趣旨で、私が恋活・婚活してきた中での色んな気付きや、会話がメインとならないデートコースなどお伝えしていきます。
あわせて、苦手なんだけど少しでも会話を盛り上げるための方法論についてもお話していくので、この記事を読み終えるころには口下手でも希望が持てることがお分かり頂けると思います。
会話は重要だけど、全てではないという気付き
私が30歳目前のころ、運営者情報で説明した初彼女・アサリ ⇒ サツキと付き合ってフラれて恋活を再始動させていて、その間色んな気付きがありました。
特にサツキと付き合う前は見た目を整えたことが功を奏して相手からの告白という超理想的な展開につながったこともあり、実は、サツキと別れてからも『普通にしておけば何とかなるだろう』というおごりがあったんです。
その後、週1ペースをほぼ崩さずに出会いの場に出向いて相手を探していましたが、確かに見た目を整えた分、デートしてくれる確率は高くなりました。
しかし、2回目につながらないんです・・・(泣
原因は会話だとハッキリ分かっていました。
- 沈黙の時に挙動不審になったり
- 同じことを何度も聞いたり
- 変にカッコつけようとしてドギマギしたり
デートを重ねれば重ねるほど、むしろ会話のスキルが減退していく感覚すらありました。
いつもそんな調子なので、相手を楽しませるどころか自分も心の底からデートを楽しめておらず、そういうマイナスな雰囲気が相手に伝わっていたんだと思います。
見た目の問題をクリアにすると、次はここで壁が出てきました。
確かに、会話をしなければ我々の人となりが相手に伝わらないし、初対面どうしのあいさつだって立派な”会話”ですから、会話から完璧に縁切りすることはできません。
しかし、会話、特にその内容はあまり重要ではなく、大事なのはまた別にあるんです。
何だと思いますか??
それは、
あなたの人柄です。
これが、”男は中身!”と言われている理由で、会話はそれを相手に伝えるツールのひとつに過ぎないのです。
ツールのひとつなので、会話以外のツールであなたの人柄・良さを伝えて女性に振り向いてもらうことは十分に可能です。
その最たるが行動です。
行動は会話以上に重要なものです。
『口だけ達者』でそのキャラが周りに定着してしまうと、饒舌(じょうぜつ)なことがむしろマイナスになってしまうことだってあります。
例えば、あなたが会話のなかで、
それで終電逃して、ア○ホテルに泊まったらよく眠れたわ!
といって、優しさをアピールしたとします。
しかし、後日それを聞いていた相手が同じように酔いつぶれたときに、あなたが何もしなかったら・・・
印象がどう転ぶかはお分かりですよね?
そんな風に、せっかく会話で良い印象を持たせられても、行動が伴っていなければ全部水の泡になってしまうんです。
会話が苦手/得意は相対評価である
モノの見比べ方で、絶対評価と相対評価ってのがあるんですが、絶対評価というのは絶対的なもの(そのまんま…)ですね。
『会話がニガテだ』と言ってしまえば、いつなんどきでも、誰の目から見ても、”ニガテだ!”というのは覆らないことを絶対評価といいます。
対して相対評価っていうと、場合によりけりということです。
例えば、合コンではあまり会話がニガテと感じたことはないけれど、お見合いパーティだとなかなか喋れないといった具合です。
そして、私は基本的には会話はニガテだと思っています。
基本的には・・・
そう言うからには、基本ではないイレギュラーな時もあって、そんな時は会話にあまり苦手意識を感じないんです。
それを感じた例をひとつ。
以前、何か運動しなければと思い草フットサルチームに入っていたことがありました。
フットサルなので、メンバーたちはみんなリア充のスポーツマン。
フットサル自体が上手いかどうかに関係なく、休憩中は談笑したり、活動が終わってからチームみんなで食事したりしていましたが、どうも自分はその輪の中に入れずにいました。
決してイジメられていたわけではなかったし、話している内容は特別なことでもなく、また興味のないことばかりでもなかったのですが、
みたいな感じで、必要最低限な会話しかしていませんでした。
フットサルチーム内では会話が苦手だったのですが、とある恋活イベントで知り合った同年代の男(アキカズ・仮名)に対しては違いました。
一見して彼はオシャレ。
地元でもオシャレな街(東京でいえば原宿的なところ)に住んでいることもあって、服装は羨ましいぐらいカッコ良かった男です。
ただ、失礼ながら話した感じや立ち居振る舞いが私と同類だなと感じたんです。
彼に対しては不思議と変な力が入らずに話ができ、自分のチョット恥ずかしいことや、その時彼女募集中だったことも全て正直に話ができたんです。
そしたら、やっぱり彼もほぼ同じだったようで、以前の彼女と別れて2年だという話もしてくれました。
その後、一緒に合コンしたり別のイベントに誘ったりするなど、普通に仲良くなっていたんです。
その時は、まるで古くからの友人のように接することができ、会話の苦手意識なんかはもはや飛んでいました。
紹介したフットサルチームとアキカズの例。
両者の違いは、私と相手(周囲)との力関係だったんです。
ただし、ここでいう力とは、決して体力がある・ケンカが強いというだけではありません。
文字で書こうとすると難しいんですが、”自分より力を持っていそうな人/そうでない人”って何となく感じませんか?
その中には会話のうまさ・説得力とかももちろんあるんですが、その相手と向き合った時に感じ取る力のことなんです。
分かりやすいのが社長などの権力者。
彼らの前で、うまく話せるでしょうか?
大半の人の答えはNOだと思います。
それも、相手が明らかに”自分より力を持った人”なので、萎縮してしまうんですね。
萎縮してしまうと、当然言葉が出てこず(変に言葉を選び過ぎてしまい)、結果、会話が苦手だと感じてしまうわけなんです。
そして、我々変わり者は、ごく普通の人に対してですら”すごい人”と思ってしまうことが多いため、まるで権力者相手に話そうとしてしまうんです。
だけど、自分と同類の人に対してはけっこう話せる。
このことが、会話が苦手・得意かは相対評価だといっているゆえんです。
これまで、
- 会話は全てではない
- 会話の得意・苦手は相対評価
というテーマでお伝えしてきました。
実際に、あなたの周りの彼女がいる人、奥さんがいる人、みんな会話の得意な人というわけではありませんよね?
ということをお伝えしたかったのです。
しかし、それでも
という人も中にはいるかも知れませんね。
次の章では、そういった人たちに向けてオススメなデートコースを紹介していくことにしましょう!
会話が苦手な人にオススメなデートコース
会話が苦手と思っている我々にとっては、いざ女性とデートの約束を取りつけても、相手を退屈させてしまわないかが一番気がかりですよね。
そんな我々にもオススメのデートコースがあるので、この章で紹介したいと思います。
アミューズメント
ひとつは、遊園地とかボウリング、アスレチックなど身体を動かすものです。
自分も相手も、お互いの会話ではなく例えばボウリングならそのゲームに意識が行ってますから、会話もさほど重要ではなくなるわけです。
ちなみに、私と妻のファーストデートは、この後に紹介する”手を動かす食事”をしたのちにビリヤードに行き、1時間ほどゲームを楽しみました。
その間、ほとんど会話はせず、自分の口から発したセリフは、
- 勝った~!負けた~!
- おしい!
- これはこうやったらやりやすいよ
とか、ビリヤードありきの会話になっていました。
さすがに全く会話しないのはNGですから、そんな風に楽しんでいる対象をネタにすれば自然と会話が浮かんでくるというメリットもあります。
手を動かす食事
女性とのデートの定番ネタとして、オシャレなレストランとかで食事するパターンがありますが、我々にとっては少し難易度が高いんですよね。
私も一番定番だからと言って無難に食事デートを選んでいましたが、全然無難ではありません(笑)
やっぱり食事中の会話が最大のネックであり、例えば1時間の食事であれば前半は何とか持ちこたえても後半が尻すぼみ・・・というパターンが圧倒的に多かったです。。
と、ひらめいたんです!
私が妻との初デートの時、初めましてとあいさつしてすぐにそこに案内しました。
そこは、たこ焼き屋(笑)
デートでたこ焼きってあまり聞いたことがありませんよね。
ふつうのたこ焼き屋だったら、相手にしてみれば『何コレ?』と変なテンションになってしまうところなんですが、私がチョイスした店はタネとトッピングだけ選んで、あとは自分で焼く方式のお店でした。
もしそこで話に夢中になってしまっていたらたこ焼きが黒コゲになってしまうので、たこ焼きから目が離せません。
それを大義名分にできるので、口数が少なくても『つまらない人』に成り下がらずに済むわけなんです。
そして、先ほどのアミューズメントの例と同じように、
など、たこ焼ありきの会話だけでも十分間を持たせることができたんです。
映画
最後に映画ですが、これもデートコースの定番になっていますよね。
そして、映画館って基本的にはおしゃべり禁止ですから、会話が苦手な我々にとってはおあつらえではないでしょうか。
映画を見ている間に印象に残ったシーンとかを覚えておき、おとなしく見ながら上映後の会話ネタも考えることができるので、一石二鳥だと思います。
映画で何を見るのか、男性か女性どっちか一方がハマっているものを選ぶことが多いですが、特に相手の女性が興味を示す作品だったとき、あなたもそれに入れこんで観て細かいシーンのところの感想を言ってみると会話に花を咲かせることができることが多いです。
- ○○のシーンの△△(俳優名)の髪型が面白かった。
- あのシーンのセリフって、『○○!』って言ってたけど『△△!』って聞こえた。
- 最初、○○が犯人だと思ったけど、△△ってのが意外だった。
人間は、自分に興味のあるものに対して同じように興味を持ってくれると嬉しくなります。
なので、女性が好きな映画作品をキチンと細かく観たことを伝えてあげれば、デートも成功しやすいです。
以上、3つ紹介しましたが、どれも”場所の力を借りる”戦法です。
あなたの会話の苦手意識を場所の力でカバーし、相手を楽しませるものであればこれ以外でも全然OKですよ!
少しでも会話を盛り上げたい…そんな時は?
ここまで、会話が苦手と思っている人ができるだけ努力しないで今のままで過ごす前提でお話してきましたが、やっぱり会話がニガテなのは何とかしたい!と思っているかも知れません。
ここで私がやった方法をお伝えしていきます。
上手い人の会話を研究
この方法なんかはほぼ月並みですね。
苦手だったら上手い人をひたすら観取り稽古して、ちょっとずつ自分に取り入れていくやり方です。
雑踏の中、電車の中、カフェの中・・・
あらゆる場所で不特定多数の人の会話が聞こえてきますが、みんながどんな会話をしているのか聞いたことはあるでしょうか?
まるで盗み聞きみたいでちょっと…と思うかもしれませんが、意外と使えるトレーニング法なんです!
会話が苦手な人がそう思う理由のひとつとして、言葉のチョイス・言い回しに困ることも多いかと思います。
私なんかは典型的にそれで、頭ではイメージできていてノドの奥まで来ているのに言葉が出てこずモゴモゴしてしまって、相手に変に見られる・・・というお決まりパターンなんです。
結果、
みたいな話し方になって、相手はそろって『???』なので、そりゃあ会話もトーンダウンしてしまうのも無理ありません。
そもそも、会話は話の意味が伝わらないと論外なんですよね。
そこで、上手い人の会話を聞いてみて、そんな時にどう言っているのかを覚えてあなたのモノにするというわけなんです。
ただ、ふと聞こえてきた会話に悩みの答えがあるのは稀です。
それはもちろんそうなんですが、不意に聞こえてきた会話から、『こういう言い回しがあったんだ!』っていう気付きがあったことはないでしょうか?
昔、あなたがされて困った質問に対してどう切り返しているのか?
ふとした時にその模範回答が聞こえてくることがけっこうあるので、それを覚えて次回から使ってみるのです。
また、女性が食いつきやすい話題っていうのもあって、それを知らないから会話が盛り上がらないと悩んでいる人も多いかも知れませんね。
それも、近くにいる男女のカップルの話に聞き耳を立ててみて、女性が楽しそうに話しているその話題の対象が何なのか、それを一つひとつ頭の中にメモして次回のデートに使ってみます。
最後に、沈黙が気まずいというのも会話が苦手な男性には多い悩みで、私も会話中の沈黙にはかなり手こずっています。。
何が良いかな・・・?
そういうときはお互い会話していないわけですから、2人がどんな態度なのかを見てみると良いでしょう。
上手い人は決して何か話そうと躍起になっておらず沈黙の間も落ち着いているので、その時にどんなことをしているのかを見てみて、あなたの行動に取り入れてみるのです。
ここで心得ておいてもらいたいのが、大多数の人はず~~っと会話を切らさず喋り放しなんてことはないということです。
当然のことですが、私にとっては良い気付きでした。
ずっと喋り放しって、いくら話し好きでも疲れますからね(笑)
少しボリューミーに話してきましたが、上手い人の会話を聞く時、
- 困る質問の切り返し
- 女性の食い付きが良い話題
- 沈黙になった時の態度
を中心に観察してみると良いでしょう。
話し方教室はオススメ?
会話が苦手 ⇒ ならば話し方教室だ
と考えて、8ヶ月間地元の教室に通っていたことがありました。
しかし、結論から言えば、全くと言っていいほど何も変わりませんでした。
その教室が合わなかった理由もあったと思いますが、私が思うに、根本的な原因は”教室という安全地帯”の環境にいるからなのではないかと思います。
そうなんです!
どういうことかというと、話し方の練習は当然ながら教室でやりますが、その中は講師と受講生しかいません。
いわば、話し方の勉強をしている関係者だけということなんです。
ということは、少なくとも受講生は同じように会話に苦手意識がある人ばかり。
講師は先生ですから、言ってみれば受講生の”味方”なわけですよね。
前のほうで話した『相対評価』の内容ともカブりますが、
- 会話が苦手な者どうし
- 優しい味方の先生のもとで
習うわけですから、その教室の中に限れば話は上手くなれます。
だけど、ひとたび外へ出れば、
- あなたにとって困るセリフを投げてくる人
- あなたの話に全く興味を示そうとしない人
- 会話が上手すぎて輪の中に入るタイミングを与えてくれない人
などなど、あなたにとっての”敵”がウヨウヨいるわけです。
そういう人たちに対する適切な対処法を学ばない限り、教室の外に出たときの会話スキルはなかなか上達しないと思いませんか?
- 失敗しても笑われない
- 失礼なことを言っても注意されるだけで許される
教室の中はまさに安全地帯ですから、肩の力が抜けて自然な会話がしやすくなるのは当然ですよね。
環境の差を埋められるアイデアがあれば別ですが、私に言わせれば話し方教室はあまりオススメはできないでしょう。
まとめ
この記事で紹介したことを理解して頂けると、会話に苦手意識を持っていても何とかなるという希望が持てると思います。
最後に、それぞれのパートでお伝えしてきた内容をもう一度要約しながらおさらいしてみましょう。
会話への苦手意識は長年積み重なったものであることが多く、『希望を持って!』と言われてもなかなか気持ちも変わらないかも知れません。
しかし、ここでお伝えしたことを何度も何度も自分自身に暗示をかけていけば、少しずつ考え方も変わってくるでしょう。