- 周りから浮いている
- 話し方や立ち居振る舞いが変
- みんなの笑われ者
何かと悪い方向にイメージされがちな変わり者の男性。
良く言えば個性的なんですが、その個性が強いと大多数の人間との差が浮き彫りになってしまって、悪目立ちしてしまうんですよね。
『個性だから仕方ない!』
と、突っぱねることができればそれはそれで『強い男』の称号が与えられるキッカケにもなりうるのですが、変わり者って強さを出すだけの取り巻きがいないことが多いので、なかなかそうもいきません。
そういう力技を発揮しなくても、
【長所と短所は裏表】
と言われるように、一見短所のように見えても、見方を変えれば長所にもなりうるんです。
『どうせ自分にはいいトコなんてない!』
と思っている人は、いったんこの記事を最後まで読んでみて、
『あっ!自分にはこんな一面があったんだ!』
という新発見につながればうれしいです。
変わり者(コミュ障・隠キャ・アスペなど)の長所って何がある?
じゃあ、具体的にどんなことが長所になるの?
とツッコミがきそうなんですが、その代表例にふれてみたいと思います。
誰も知らないことを知っている
これは、
- マニアックだね
- おかしな趣味だね
という短所の裏返しになります。
『誰も知らないことを知っている』
この長所をうまく活かせれば、オイシイところで一人勝ちできるチャンスなんです!
だって、それはその人の専売特許だから。
ビジネスだったら、ライバルが誰ひとり居ないわけですよね。
あなただけが参入しているのだから、それが大衆にウケれば丸儲けです。
ただ、拡大解釈しすぎないで欲しいのは、本当に世界にたった一人しか知らないことなのか?というと、必ずしもそうではないということです。
もしかしたら、意外な人物が知っていたりして完全には自分の専売特許ではないかもしれません。
なので、厳密に言うならば、
- 知っている人が少ないこと
- できる人が少ないこと
なんです。
まぁ、世界にたった1人だけってのは、そうそう存在しませんしね。
ここで杉間馬男の話をしましょう。
ジャグリング自体は割と知られていますよね。
だけど、本気でやっている人って少ないです。
自分はそこに目をつけました。
何をしたかというと、会社の若手社員時代、忘年会の一発芸がありました。
その当時の幹事が体育系だったので、若手は全員参加で一発芸も強制出場。
ホント、嫌でした。。
それはさておき、出し物を考えないといけないんですが、そこでジャグリングをやってみようと思ったんです。
『どんなものか知ってはいるけど、本気でできる人は少ないだろう』
そう考えました。
人間は、
- 自分が知らないことを知っている
- 自分ができないことをできる
そういう人を無意識に”すごい!”と思う傾向にあります。
例え、その分野ができる人の中では初心者レベルであっても。
自分はそれをうっすら分かっていて、ジャグリングでもカスケードって呼ばれる基本の型をちょっとだけ崩した技を身につけ、忘年会で披露しました。
そしたらなんと!出場した若手5チームの中で優勝してしまいました!
しかも賞金付きで(笑)
さすがの体育会系幹事も、『すごかったぞ!』と太鼓判をくれました。
いやぁ~コレは丸儲けでした。必死こいて練習したカイがありましたね。
忘年会の数か月前、地元のショッピングモールの広間で小中学生の姉妹パフォーマーが披露していたのを偶然見かけたのがジャグリングをやってみたキッカケでしたが、それを思い出して『コレは使える!』とひらめいたんです。
そんなふうに、自分にできそうなものでメジャーじゃないものは、あなたの専売特許にできる可能性がありますよ。
○○といえば俺だ!
というものが出来上がれば、良い意味で唯一無二の存在になれます。
集中力がある
- 周りが見えておらずKY
- 1つのことしか考えられない
という短所の裏返しがこれです。
これは、私が持っている発達障がいの特徴にもなるもので、医学用語では過集中と呼ばれています。
そんな医学用語が出てくるぐらいなので、確かに日常生活を送る上でも弊害になる部分はあります。
つまり、集中し過ぎることで
- 他のこと・人への目配せができない
- 次の予定を忘れてしまう
などが起こってしまうということです。
ただ、それを、
誰にも負けない集中力
というように考えるとどうでしょうか?
集中している対象になっているものに関して言えば、もはや向かうところ敵なし状態ですよね。
私の場合、小さい頃から算数・数学が大好きでした。
学生の頃の夏休みの宿題って、かなり大量にありましたよね。
だけど、算数・数学は好きだったので、その宿題をするときは本当に周りがみえなくなるぐらい集中して取り組み、30分で夏休み全期間の宿題が終わってしまったぐらいでした。
『もっとたくさんあっても良かったのに』
宿題が終わった時は、軽く物足りなさが残るぐらい。
そして、宿題って必ずサボる奴がいて、そういう奴らは夏休みの最後のほうで慌てて同級生に頭を下げて見せてもらって丸写ししますよね。
そのとき、我々は宿題を見せてやる側になるので、立場的には上に立てるわけです。
飛び抜けた”何か”を持っている
これは、先ほどの『誰も知らないことを知っている』につながりますが、変わった人、個性的な人って、特定の分野でものすごい才能を持っていることが多いです。
有名人の例を挙げてみると分かりやすいですね。
ここで紹介するのはイチロー選手。
(出典:Wikipedia)
私はスポーツには全く関心がないんですが、そんな私でも名前と顔ぐらいは一致しますし、日本国内では聞いたことのない人はいないと思います。
イチロー選手も、実は杉間馬男と同じ自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)なんです。
だけど、野球の才能がズバ抜けていますよね!
1992年から8年間、オリックスで活躍したのちにメジャーに移籍しました。
イチロー選手がなぜあそこまで注目を浴びたかというと、獲った賞の数。
<オリックス時代>
- 3年連続で最優秀選手に選ばれる
- 7年連続でゴールデングラブ賞を受賞
<メジャー時代>
- 新人賞
- 最優秀賞
- 首位打者
- 盗塁王
- 最多安打
- シルバースラッガー賞
- ゴールドグラブ賞
これだけの賞を取った選手は、メジャーの中でも珍しいと思います。
イチロー選手は本当に誰もが認める才能の塊ですが、それはイチロー選手に限った事ではありません。
ちょっと変わっている人はこだわりが強いことが多く、そのこだわりこそが特定の分野で力を発揮する種になっている可能性があるんです。
長所を上手にアピールするには?
この章では少し難度があがりますが、あなたの長所の見せ方の説明です。
繰り返しますが、長所の見せ方って割と難しいです。
変にやってしまうと、いやらしく映ったり、しつこくなったり、最悪の場合伝わらないどころか逆効果になってしまうこともあります。
それは、別にあなたが変わり者かどうかに関わらず、全ての人に言えることです。
なぜなら、大前提として、
長所は見せるモノではなく相手が気付くモノだから
なんです。
なので、見せてはいけないんです。
これ、重要です!
だけど、変わっている人が短所の裏返しとしてアピールする場合はさらに難度が上がり、ある程度意図的にアピールする必要があります。
この記事の冒頭で、変わり者が長所を見つけるためには、短所と思われていることの『見方を変える』と言いました。
なので、相手にあなたの長所をアピールするには、相手への見せ方を変えるということです。
じゃあ、何を変えるのか?
ポイントは、時と場合です。
具体例を挙げましょう。
あなたは鉄道マニアで、地元の路線図はすべて頭に叩き込まれているものとします。
普段友達同士の何気ない会話の中で鉄道の話をしても、同じ趣味を持つ人間が居ない限りはウケません。
そこで、時と場合を考えます。
友達と数名で街を歩いているときに、観光客に道を尋ねられたとします。
その時、地元の鉄道路線が全て頭に入っていれば、スマートにその観光客を案内できますよね。
それを見た友人たちは、あなたに一目置くわけです。
長所をアピールしていやらしく映るパターンとしては、
- 必要のない時と場合に、それをアピールしようとする
- とにかく、自分の凄さを知ってもらいたい感が伝わってくる
こういう時なんです。
いま例として挙げたパターンは、まさに鉄道マニアとしての腕の見せどころでした。
観光客はその時困っていたわけですから、あなたの行動で救われたのです。
この記事で挙げたのはほんの一例ですが、きっと、いや絶対にあなたにもこういう意外な長所があるはずですので、ぜひ見つけてみてください。