僕、仕事場でなんだか怖がられてるみたいなんだ…
だけど同じ職場に気になる人がいて、その人の前では何とか穏やかにやってるんだけど、自分の本当のイメージが誰かからその人に伝わらないか心配で。。
もし最悪それが伝わっても気になるアノ娘は靡いてくれるんだろうか?
くれないなら、今すぐ怖い人を卒業したい!
本人がアピールするよりも、全く関係ない人が『あの人って~~』なんて言ったりしたことのほうが妙に説得力あるというか、聞いた側にものすごく響くんだよね。
しかも女子って結束力強いから、ウワサが伝わるのって時間の問題だよね。。
それに、残念だけど特に悪い印象って一旦持たれてしまうと挽回はほほ不可能なんだよ。
おまけに、私たちみたいなASDの人から感じる怖さって、どうしても自己中的なモノからきやすいから尚のことイメージが悪くなりがちなんだ。
印象を覆すことはできないけど、そのままでも十分可能性はあるよ。
まして、気になるアノ娘が直接君の怖い一面を見たワケじゃないからね。
じゃあ今日は、怖いと思われてても女性が靡いた具体例を紹介しよう!
年配女子社員への扱いが雑すぎて怖い印象に…
職場で怖いと思われている…
一度怖い一面を見せただけならまだしも、周りから怖がられているのは、普段からそういうイメージを植え付ける行動を取ってしまっていることが大半です。
だから、いっときだけ温厚になっても怖いイメージはビクともしません。
むしろ、優しくするとそれが逆に怖い…みたいなことにもなり得ます。
私もどちらかと言えばイライラしやすく、相手が上司・先輩だろうとお構い無しに言いたいことはズバッと言うタイプ。
先日なんて、チーム全体のミーティングの場で上司と言い合いになり、空気が凍りついたことがありました。
言い合いの発端も、上司が提案したやり方だとゆくゆく外部から突っ込みが入る可能性を心配したので、『わざわざヤブヘビになるようなことはしなくても…』と具申したワケです。
納期もカツカツで凌ぎを削りながら進めてるのに、そこでわざわざヤブを突っつこうとする上司にイラッとしたんです。
もちろん、その前にも後にも誰彼構わず衝突することはありました。
そして、本題の恋愛に繋がるのが、同じ職場にいた年配の女性契約社員との話です。
彼女は設計補助業務をこなしていて、私たち正社員が製品の図面作成などを依頼し代わりにやってもらう仕事。
それである日、私の手が混んでいる時に、
と、声をかけられました。
その時、私は手一杯な状態だったのでイラッとしたんです。
そして、途端にネガティブな妄想癖が出ました。
穏やかな時だったら1~2分の確認程度で終わることが多いんですが、忙しい時に限って時間のかかる相談なんだろうなと思いました。
だから、『どうせ時間かかるんだろ…』って想いを込めて、
とイヤミを滲ませて言い放つと、
と、困った顔をされました。
それ以後、軽くこちらの顔色を伺うようになり、やはりきつい印象を与えてしまったんだと思いました。
その後はその時のことをチャラにするかのように、穏やかなときは出来る限り親切めに接するようにしてきましたが、そのイメージが覆ることはなく年配さんとの心理的距離は離れたままでした。
彼女に対してキツめに接したのはこれが初めてでしたが、おそらくそれ以前に私が他の誰かとモメている現場を見たか、第三者からその話を聞いたかで、その年配さんに当たったときに彼女は『やっぱり見た(聞いた)通りだったか…』と感じたのかも知れません。
はい。
忘れてませんよ(汗
怖いと思われていても恋愛対象になるのか?
杉間馬男の実体験
さて、先ほど紹介した職場の年配さんの話の続き。
彼女との一件があってから1年数ヶ月経った頃、彼女の下に若い契約社員(ミユウ:仮名)が入業してきました。
やっぱり女性同士だから打ち解けるのも早く、仕事以外の話もするわけです。
ミユウと年配さんは、数日もすれば時折笑い声が聞こえてくるほどにまでなっていて、傍から見れば相当な仲の良さでした。
そして、この記事で紹介したように、最終的にミユウは私を好きになり男女関係寸前までいきかけましたが、お互い家族を持っているので私のほうからストップをかけて接点を切りました。
そうなるまでに、まずミユウのほうからLINEの交換をお願いされてやり取りが始まったんです。
キッカケは、ミユウが入業してきて1年が経とうとしたとき、その年配さんからイビられていることを私に相談するために連絡先交換してミユウから話を聞いていました。
もちろん、ミユウから送られてくるLINEは年配さんの話で持ちきり。
連絡先交換の大義名分がそれだったので、当初の悩み相談が終わってからも、暫く年配さんの話は続きました。
そんな中、いつかのLINEでこんな風に言われました。
年配さんは私を怖がっていて、ミユウが入ってくる前のことを話したのでしょう。
それ以前まではあれだけ仲良さげにやってたもんだったから無理もないかなと思いました。
彼女はミユウにどんな風に話したのかは分かりませんが、間違いなく私の本性がバレてしまったと思ったんです。
しかし、結局ミユウは私を男性として気に入ってくれたのも事実。
冒頭のとおり、第三者の評価ほど信憑性の高いものはないので、私が怖い人間であることは確実にミユウに伝わっているはず。
もちろん、その後恋愛対象になるかどうかは相手の特性次第だけど、こんな風に悪いイメージが第三者づてで伝わっても全然大丈夫なパターンだってあるのです。
”怖い”は魅力にもなりうる!
続いて一般論ですが、男性の【怖さ】は時として女性を惹き付けるモノになります。
ただそれは、あくまで思いやりを持った怖さで、
- 女性を脅かす脅威に対して牙を向けること
- 女性のことを考えて怒ること
などで、自分の感情を爆発させるだけの怒り・怖さではダメです。
つまり、自己中で怒りたくてもできるだけそれを隠すこと。
例えば、さっきの年配さんの例でいくと、イライラしている面は隠さずとも、その理由が優先度の高い仕事が溜まっててカツカツだから手が回らないことを正直に伝えていれば、本心を吐露したことによるスッキリ感とも相まって、自己中的な怒りを押さえられると思います。
その他にも例えば、さっきのミユウに対してはこう切り返しました。
内容的に自己弁護ぽくなっていますが、『イライラするなんて、ごく自然なことだよね』と、半ば説得の意味も込めました。
そりゃそうです。
怒りやイライラなんて人間なら誰しもあること。
まして、仕事でピリピリ…なんて、それを押さえ込もうとすること自体ナンセンスです。
なので、ミユウにはあえて言葉でそれを言っておいて、『決してキチガイとかの類じゃないよ』ということを含ませておいたんです。
それにミユウに対して直接怖い一面を見せたわけではないので、ちょっとぐらい美化したって良いんです。
怖くない人になりたい…それは残念ながら無理な理由
これをご覧のあなたは、周りから怖がられていることに悩んでおられるのかも知れません。
かくいう私も、かつては自分の短気な性格に心底悩んでいました。
- 心理学専門書の読み漁り
- お寺での体験修行
- アンガーマネジメント
ありとあらゆることはやったと自負しています。
しかし、ASD(自閉症スペクトラム障がい)の確定診断を受けてその特徴を勉強していくうちに、それは無理難題だったと知りました。
ASD特有の怖さとは、冒頭のとおり自己中的なのが大半。(少なくとも私の場合は…ですが)
自己中と言うと聞こえが悪いけれど、その出所はこだわりの強さからきていると考えています。
さっきの例でいくと、忙しすぎて抱えている仕事の優先順位付けすら手一杯。
ようやく、この順に仕上げれば納期カツカツで間に合うっていうスケジュール的な答えが出せたところに横やりを入れられた。
せっかく知恵を絞って出せた答えは、もはや私のこだわり。
そこへ急に横やりを入れられても対処しきれません。
まるで、コップの水が表面張力ギリギリで保っていたのに、さらに水を足されて溢れてしまったようなもの。
だから私は不機嫌になってああいうセリフを放ったわけです。
だけどその一方で、彼女は私に確認したいことがあったから訊きにきただけのことだし、それをスッ飛ばしてしまったらもっと面倒なことになる。
そこは分かっていました。
なので、一件が落ち着いて冷静になったとき、
と自己嫌悪になる。
そういうことはその時が初めてではないし、毎回反省していました。
だけど、やはり生まれ持ったこだわりという特性には到底敵いません。
こだわりを潰されることは自分にとって大きなストレスになるから。
それをどうにかしようと思うと、脳機能に手を加えなきゃいけないからです。
馬男のここだけ押さえて!
職場で怖いと思われている…
その職場に気になる女性がいたらその人には優しくしようとするけれど、第三者がその女性にあなたの本性について耳打ちすることは十分にあり得る。
その上、本人のアピールは信用しにくいけど、第三者の評価は信じられやすい。
店のクチコミみたいなもんですね。
だからそこは下手に取り繕うよりも、怖いキャラを認めて開き直ったほうが潔い。
そして、怖いと思われる直接の原因は怒りやイライラ。
だけどそれって、人間のごく自然な感情なんだから、どんなに温厚な人でも必ず持っているものです。
だから、あくまで自然な感情を出しただけにすぎず、それでどうこう思うほうが問題!なくらいに開き直るのがちょうどいいと思います。
あなたに怖いイメージがあっても、お構い無く好きになってくれる人はいます。
だけど、我々ASDの人は自分のイライラをぶつけたいがための自己中的な怖さになりがちなので、そこは注意したいですが。